FTM-10S ライン入力 改造

わりと有名な改造らしい...
外部スピーカ出力端子をつなぎ替え、ライン入力端子にしてしまう改造です。
雑誌に掲載されたそうですが、Web上にも改造例がたくさん出ており、参考にさせていただきました。

常時再生のライン入力になるようですので、ちょいと応用してみました。

−−ライン入力の問題−−
FTMのライン入力は、ステレオ入力です。
モードをライン入力に切り替えれば、入力音声を常時聞くことが出来ます。
AF-Dualモードで、無線を使用しながら、ライン入力を聞くことが出来ます。
ただし、このモードは、無線着信時にライン入力は完全ミュートになってしまいます。
ナビ、レーダー受信音声などでは、ちょっと具合がよろしくない....

−−ライン入力をミキシングできる−−
この改造で、ライン入力が2種類に、もちろんミキシングされるわけです。
増設した入力は、どもモードでもミキシングされ、常時聞くことが出来ます。

音楽は、通常のラインへ、ナビやレーダは増設の常時音声側へ と言う事が可能になります。
現在使用のナビ「NV-U35」では、音楽もガイドも利用しており、音楽だけ出すこと出来ません。
そこで、2系統に同一のソースを入力してみることにしました。

無線使用時のミュート状態の時はもう一つのライン入力のレベルをすこし絞り、再生させることで、
擬似的にサイマル機能にしてしまおうと言う事です。

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おおよその概要です。

レベル調整機は、ラインレベルの調整をするだけです。 (これも自作します)



アンプICは ルネサスエレクトロニクス社 の M61524FP です。
CDラジカセ等のアンプに使用するLSIです。
仕様の詳細は公開されていますので、気になる方は検索してみましょう。

レベル調整機、こんな感じで




ユニバーサル基板へ、実装した場合、パーツ面から。



−−本体改造−−


本体の内部を改造します。

相当細かい作業になりますので、半田付け等のスキルはそれなりに必要です。
最悪、壊す覚悟も必要かも (汗



まず、裏蓋を開け



きちんとパッキンで防水されていますね。
もちろん、コードの引き出しなどしないため、防水性能の低下の心配はありません



外部SP、ライン入力のコネクタから、本体基盤をつないでいるフラットケーブルを外します。
このケーブルを加工することになります。



コネクタ、アンプICの位置関係です。

コネクタの配線を2本切断、それぞれに 抵抗、コンデンサーを接続し、アンプICへ直結します。



主要なパーツ (w

1kΩ抵抗2本、0.01μF コンデンサ2個 だけ...



抵抗とコンデンサを接続



コンデンサにリード線を接続



熱縮チューブで絶縁します。





コネクタの割り込み箇所を切断します。 1番と 3番



基盤側をショートしないように絶縁します。熱縮チューブを使いました。



ケース側に先ほどのパーツを接続する為、下準備中(熱縮チューブ通し、半田メッキ)



抵抗のリードをコネクタハーネスにつなぎます。



接続完了



先ほどのパーツのリード線を、アンプICに接続します。

コネクタの3番ピン(R音声側)を No.34ピンへ
コネクタの1番ピン(L音声側)を No9ピンへ

接続位置を確認(慎重に数え、マークしておきます。

ここからが、大変です。



まず、接続するピンの位置に細く切った紙をさしこみ、隣のピンに半田が付かないようにします。

※画像は説明の為に別のピンに紙を刺していますが、実際は 接続するピンの所に刺してください。



細かい作業です、ルーペスタンドを使用しました。



どうにか接続完了。

足にあらかじめ半田メッキをし、足を温めてリードを乗せきっちり接続を。



コネクタもきちんと刺さっているか確認を。

抵抗、コンデンサのパーツは、基板上に軽く固定しました。(ホットボンド使用)

ICに直結したリード線も、振動で取れないようホットボンドで軽く固定します。



念のため、スポンジテープを貼り、ふたで押さえられるようしています。(振動対策)



最初に回路を載せたとおり、ラインレベル調整機を作成、ケースに収めます。






ナビよりの音声を概要回路図通りに接続します。



音声が割り込まれるか確認中 ( テストの為、ウオークマン使用中)
「FMラジオと音楽が同時に聴けています。(そんなことしませんけど w」


あとは、無線チャンネルで AF-DUALモード+LINE にし、サイマル機能になっているか確認して完了!


これで、無線使用時に音声が少し小さくなり聞き続けられる訳です。

常時入力ラインのレベルは、少し絞り気味にしたほうが、無線をモニタするときに良さそうです。

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