ビルシュタイン テクニカルセンターへ潜入

エリの足回りは、この手の車としては、格段に手間もコストも掛かっている非常によい物です。
乗り心地優先方向にふってはいる物の、多少のハイペースでも極端に挙動の変化も出ないマイルドさが売りのようです。

最近、たまたまHONDA車に乗り継いでいるわけですが。
エリシオンの足も、HONDA独特?な、弱アンダー感がよく出ています。
ロールは強い物の、突然挙動が変わるような事もなく。(急に オーバーとか...
それを見込んで早めにインについておけば、以降多少ふくらんでも、結構不安なく走れます。

が、やはり 細かいギャップの連続しているような気持ち悪い道や、ワインディングなどでは、もう少し安定感がほしいと思うことも事実ですね。

2.4Lもじっくり試乗してみましたが、タイトなコーナーでのフロントの回答性などはぜんぜん2.4の方が良いです。きつい低速コーナーなどは、2.4の方が楽しいですね。

ただ、どうしてもパワー不足は否めないので立ち上がりの楽しさは3.0の方が格段に有ります。
2.4の素直さが3.0に有ればなあ〜 と思い、ダンパーだけでも換えたいと少し思ったりもしていました。

ところが、この手の要望に合うようなアフターパーツはなかなか登場が遅い物です。
スタイリングのための足回りは、市場のニーズでもあるため、比較的早く出てくるのですが。
車高は変えたくないけど、すこし締め上げてほしい。 なんて コアな要望はなかなか通らない物です。

特にスタイリングにこだわり(ローダウン願望)もないので、とりあえずこのまま純正でいくつもりでした。

そんなとき、たまたまとあるルートで「ビルシュタインの開発車両に出しませんか?」とご紹介を受けました。

納車後間もない去年の7月。慣らしも終わって さあ!乗るぞ〜 って時に 1week預ける。
実際悩みました。
それに、足回り交換は結構おもしろいDIYネタでも有りますし。

預けてやってもらうのは楽だけど「おもしろくない!」(爆呆

今のところ 世界に1台のビル装着車ですよ〜
(注 3.0では
半分落ちました (自爆。

重大な、落とし穴(というか足かせ)が 有ったのは、後から知ることになるのですが...

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「「一度会って、お話してみませんか?」」  (注)出会い系ではない 「をいをい
ということで、とにかく お会いすることに....

非常に長い時間、熱く語り合ってしまいました。(爆
さらに、峠道へ持ち込んで助手席で、走行中の足の具合も感じて頂きました。


んで、決め手は... 
「ビルシュタインはスタイリングの為の足ではありませんから」

何センチ落としたいですか? と聞かれるのを予想していたんです。
正直、ローダウンはかっこいいけどリスクが大きいし、やりたくなかった訳です

車高落とすって簡単じゃないんですよね、特にこの車のように非常に素性がよい足回りは
下手にいじくると、台無しなんですよ。
な、なんて事を、おっしゃいますの.....

3/4落ちました (自爆。

さらに、話は エリシオンオーナーの好みというか位置づけに入るわけですが...
すんません、ここからは完全に私の物差しで語ってしまいました。
(全国のオーナさん ごめんなさい)

でかい箱、力強い押しの強さがほしければ 「アルファード」に乗れば良い。
もちろん、「エルグランド」も 幸せの絶頂に誘ってくれるはず。
無難で不安も少なく、多少控えめでも乗ってて安心。
「エスティマ」があるじゃん。(モデル末期の成熟度は最高!

んーでもなんか違うんだよね...ここが、エリオーナーさんかな? と

たぶん、なにかしらやんちゃな経験をお持ち、でも今は全開マイホームパパ
たしかに、いまいちずれちゃってる感もあるし、理解しにくいところへの妙なこだわりが有るのが、HONDAなのかな?
「そんな 微妙なところに びびっと いってしまうのが ホンダヲタ なのかも」(自爆

ツー訳で、コンフォート性なんぞぶっ飛ばして、がっつりハードなやつをお願いしますなんて..

言ってません (こらこら

微妙なこだわりですよ と一言

実は車高の件以外にも、予想外の話をされまして....

預けていただいてる間、かなり 距離乗りますから、ご容赦くださいって

それって 良いじゃん! こだわりじゃん! 

モニター決定〜 (自爆。

決定ついでに、厚かましいお願いをしてみました。
見学させてちょ
2つ返事でOKいただきました〜

というわけで 潜入レポートです。 


[Back]


BTCへ到着〜


神奈川の某所に、そこは有りました。



まな板にのる前にいけすに入った 箱フグ (こらこら

ここで実は大失敗しました。
交換前の車高、画像取り忘れた.... ええ、浮かれていましたの..



リフトと車両の計測機器



ここで、脱着や、車両データの計測などを行うようです。



ダンパーの試験器



こんな感じでダンパーを取り付けて



この下の部分が、ちょうど足回りの下部に当たります。
ここがグリングリン動いて、実車の車上の様な計測ができると言うこと



上の部分はセンサーでしょうか?



ダンパーばらばら



これはエリシオンの物では有りませんが...

ビルシュタインのダンパーは、完全に分解ができます。
多少くたびれてきても、オーバーホールを行うことで、新品に近い状態までリフレッシュ。
これを考えると、多少の値段の高さも納得できるかもしれません。
新品3組買うより、オーバーホール2回の方が安いのかも? と思ってしまいます。
(距離あまり乗らない人には、当てはまらないと思いますが)




セッティングの変更方法



ズラーリならんだ、パーツ
セッティングをするためのディスクです。



ロッドのこの部分にはまり、オイルの通過量や速度を調整するそうです。



ズラーリと レンコンのようなパーツが



非常に様々な形状の穴が開いています。
これに先ほどのプレートを組み合わせ、ダンパーの特性を様々な形に変えることができます。



組み合わせるプレートも1枚だけでなく、いろいろ組み合わされます。



設計



ダンパーのCAD図面



このシステムで、ノーマルから、どのような味付けに変更するのか検討を重ねます。

そして、先ほどのプレートやブロックを組み合わせ



くみ上げ



これが、ガスの充填機 (だったと 思う (爆



多少の加工程度はここでやっつけてしまうそうです。



スプリング



いろんなタイプのスプリングがおいてありました。



引っ張った程度でのびる訳はないのですが....



プロトタイプのバネは 真っ赤 が多いようです。

量産時には、ビルシュタインカラーになるようです。


いよいよ完成!..



ようやく 帰ってきました!

ほんのちょっぴりだけローダウン (前、後2cm程度か?
フロントに関してはCリング式の車高調ダンパーです。(もっと下げられるらしい)

もちろん、推奨設定が一番でしょう!
ソレをターゲットにチューニングされていますのでね。



走り出して、一発。

ん? 変わったか? これ......


正直あんまし違いがわからなかった

ところが、高速(大井松田区間)を走って びっくり!

ぜんぜんちがうわ、これ... 

・ふつうに走らせる分には純正をスポイルしないしなやかさ
・ギャップ通過時の収まりの早さ
・弱アンダーから変わり、ニュートラルな感じ
・多少のハイペースのコーナーでの安定性

すごいっす...

実際のところ、換えた実感は町乗りでは感じにくいかも?
ちょっと悪い虫が出る、峠がたのしい足回り 「をいをい
換えたゆえの こつこつとした堅さを好む方には合わないかもしれません。


かなり マニア向けかも....

このくらいでやめとこうかな? が
んーコーすればもうちっといけるかな? って 当社比30%UP

と、喜んでいたのもつかの間....


あー、今日お撮り頂いた画像と〜  ビル組み込みの件
まだ 公開しないでくださいね〜 発売前ですから〜  (はあと

ええ...そんな....

[王様の耳は.....
[王様の耳は.....
[王様の耳は.....
[電送マニアの足は ビルの足〜.....

苦節半年、ようやく解禁されました。 (爆

半年間、まったく持って良い感じです。
ローダウンにありがちな、走破性の低下もないし。
ダンパーの作動音も皆無

この足回り...  一言で言っちゃうと

「アブソ〜な気分」

ちょっと値が張るのが玉に瑕ですが...(^_^;)

この仕様のダンパー・サス セットは 
「2005/3に エリシオン用BTSキット」として発売されます。
2.4と3.0用は仕様が異なりますが、それぞれのモデル用に
用意されるそうです。

[Back]