走行時 ナビ操作SWの取り付け

標準のナビは、標準装備だけに 安全装置が掛かっています。
走行時には、音声コマンド、一部のジョグダイヤルによるコマンドしか
受け付けません。

運転手への機能制限と言うことでは、これはこれで仕方ないですが。
助手席から操作をしてもらえるときに、不便でしょうがないです。

ナビが操作制限を行うのは、車が動いているときです。
要するに、車速信号にパルスが出ているとき。

純正ナビでは パーキングブレーキ信号はほとんど関係が無い様です。

簡単な話、車速信号のパルスがナビに入らなければOKというわけです。

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実験して判ったこと

確かに、車速信号を切ってしまえば、ナビは速度0と判断
すべての操作をOKとしてくれます。

が、最大の問題が....

このナビ、どうやら GPS情報だけでは動作しない様です。
車速を切ってしまうと、切った箇所から 車両マークが動きません。
その後、接続すると。 止まっていた位置から再開します。
(要するに、ずれずれ〜

GPSの状態が悪いと、正しい位置まで戻るのに 10min掛かっても
ダメなことが有りました。
状況が良ければ 30secほどで復帰します。

◎問題点?

やはり、現在位置のずれが一番大きいでしょう。
マップマッチング等に使用する 自己学習機能も 誤差が大きくなり
精度が落ちることは予想できます。

Sw等でOFFして、戻し忘れると......
ONに成るまで、ナビは止まっちゃっています。

◎対策

位置ずれはどうしようもありません。
戻し忘れについては、 タイマーリレーを組み込んで
一定時間で自動復帰するような仕組みにしたいと思います。




オムロンの H3FAシリーズと言う、タイマー機能付きのリレーを使用しました。
サンプル回路に、オフディレイ回路と言うやつがあります。
これは、一度出力された物を指定時間ホールドしてくれる物です。

STARTをアースして、必要な電源(12V)を繋ぐと、内蔵リレー (耐圧5A)
がONになります。その後 指定時間(1s、10s、1m、10m選択)で
OFFになります。
その状態から、RESETをアースさせると再度ONになります。
RESETのアースが解放されてから、指定時間でOFFになります。

そこで、RESETにSWでGNDを入れてあげれば良い訳です。

リレーのOFF側で、車速信号をナビに入れる入れないを制御させ、
リレーのON側 で 表示灯としてLEDを点灯させました。

LEDについては無くてもかまいません
トリガのSWだけでも動作に違いはありません。

トランジスタ、タイマーIC等で同様なことは出来ますが、
ユニットを使った方がお手軽です、コストはかかっちゃいますが..


時間については、DipSWを入れて 後から設定変更できるようにしました。

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ディップタイマー


オムロンの H3FA-AU 12VDC を使用します。

プリント基板実装用のタイマー付きリレーです。







基盤へ実装

以前別のネタでこのタイマーリレー用に作成した基盤が有るので、流用しました。

上記の回路を 蛇の目基盤で作ればOKです。



SWパネルの作成

スイッチは単純なプッシュONスイッチでOKですが。 適当な物が見つからなかったので
パネルまで自作することにしました。

ここまでこだわる必要はありません。 プッシュSWでOKです。



右のケースの底の部分を適当な厚みを残して切断したのが 真ん中の物
ケースの蓋はそのままでは填らないので、凸部分をカットしてしまいます。



この底部分に SWを取り付ける角穴を開け、コードを通す穴を開けます。





用意したタクトSW(LED付き)に シールド線を接続します。



パネル部にタクトSWをはめ込み、ホットボンドを流し込み



蓋を接着すれば SWパネルのできあがり



完成、これを適当な場所に 両面テープで取り付けます。





基盤へSWを接続


シールド線を使用し、コントローラへ接続。






テスト


12V電源を接続してテスト。

電源投入時には 作動状態に成ります。 指定時間経過でリレーが切れます。

動作をテスターで確認。
非動作時には 車速信号に接続する箇所は導通に
作動時には ここが断 になります。 LED点灯

指定時間経過後に 導通に戻ればOKです。





ユニット完成


あとは、こいつを ナビの Aカプラに取り付ければ完成です。

ACC電源、GND、車速への割り込み(2本) のみです。

SWパネルは操作しやすいところに適当に貼り付けます。



接続


まずは ナビを取り外します。 ここでは割愛(リアモニターのコラムでUP済み

Aカプラ は 画面 右下の 青 22P です。


コネクタをすべて抜き、ナビ本体を外す。



まず Aカプラの 車速信号 No.6 青/白 を見つける。



こいつを切断し、ギボシ端子の オス・メス を取り付けます。
ハーネス保護のテープがじゃまな場合、少しほどいて、線をいじりやすくします。

ここが要の部分ですので、できれば 半田付けをして置きたいところです。

配線不良が有ると、ナビが動作(現在地表示)しなくなります。



ユニットは ECUの辺りから、ナビの後ろ側に組み込むように設置し、
配線はすべてナビ側に持ってきます。



すべて接続します。 前部AカプラでOKです。

電源ACC12、GND は ワンタッチコネクタで付けてしまいます。

No.8 黄/赤 ACC12V 、 No.7 黒 GND 、No.6 青/白 車速:カットして割り込み(方向性なし



ナビのコネクタをすべて戻します。

数が多いので差し忘れないように。



動作確認


パネル戻し、SW固定の前に、仮組みして 動作確認をします。





ナビは、一度常時電源を切った場合、
現在地は 青山のHONDA本社となるのは
歴代の純正ナビからの伝統?

しばらく待っていると、現在地が正しく表示されます。


実際に走行して、SWを操作して確認します。

走行時にSWを押すと、指定時間だけナビの現在地表示が止まりますが、
すべてのナビ操作はロックされません。


指定時間が過ぎると、操作がロックされ、自車マークも動き始めます。
当然、現在地と表示位置にはずれが生じます。(車速をかっとしていた分)




最終取り付け


SWの位置は、小物入れの横にしてみました。
コードの通る穴をパネルに開けてシールド線を横に通しています。






誤差はどうしても避けられませんね....
少し待つと、位置表示も正しく成るので、この点は我慢です

極力 音声コマンドで操作した方が良いとは良いとは思いますが...

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