ACC電源を使おう (レーダー探知機取り付け

後付電装小物を取り付けるとき。

どうしても、電源の問題がついて回ります。
ACC電源はシガーソケットに接続する増設用品が出ているので
なんとか成るのですが。

IGN12V−−エンジン始動時にON、 ACCではOFF
常時12V−−常に12V供給
イルミ  −−スモールライトONで 12V

この3つも、よく使われる物です。

エリシオンの場合、比較的簡単に ヒューズBOXから引き出すことができます。

これらの電源取りだし方法と、レーダ探知機を例に、電源のハーネスを
きれいにフロントウインドウ窓際に持ってくる方法を紹介します。


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室内ヒューズBOX

室内側のヒューズBOXは、アクセルペダルの右側に有ります。

黒いカバーを外すと、ヒューズ群が見えてきます。

ちなみに、ヒューズBOXと書いていますが、こいつは MICSと呼ばれます
(マルチプレックス インテグレーテッド コントロール システム)
車両の様々な制御(セキュリティ、ライト、ハザード、ウインカー etc...
を行うコンピュータが内蔵されています。

一般的に車のコンピュータは、エンジン制御とAT制御の 物(ECU)が有名ですが。
それ以外にも、最近の車は様々な箇所にコンピュータが分散搭載されています。









ヒューズ電源取り出しKit


このヒューズBOXから、目的の電源を引き出す為に、便利なKitが市販されています。

元に成るヒューズの容量で 3種類程度市販されています。 10A、15A、20A

通常は元のヒューズと同容量が基本ですが、7.5Aは入手が難しいので 10Aで代用します。



10Aのヒューズに引き出し用の電線が取り付けられて
ヒューズが間に入るように成っています。



削って、半田付けしただけですね。
作ろうと思えば、できなくもない物です。



取り出し部のヒューズは 本体より容量の小さい物が入っています。
この容量を超えないようにしなければいけません。

ちなみに、10Aの物には 5Aのヒューズが入っていました。



取り出し可能な物

○ ACC+12V  No.12(7.5A)  10A使用可能

  キーがACCの時に12Vが供給されてきます。
   
 オーディオ関係等のACCに使用されています。
    元の容量から判るように、あまり大きな物は付けられません (インバータ等

○ 常時+12V  No.17(予備) 10A使用可能
  
バッテリが付いている間は、常に12Vが供給されてきます。
   
 13〜16のヒューズと同じ箇所に接続されています。(パワースライドドア、パワーシート等
    上位はエンジンルームのリレーBOX No.20(40A)です。

○ イルミ    No.18(7.5A)  10A使用可能
  ライトSWがポジション等で、照明類が点灯しているとき
  12Vが供給されます。
   
 すべての車内照明に使用されます。(スモールON 照明のみ)
    上位はエンジンルームのリレーBOX No.4(15A)です。(リレー経由

○ IGN+12V  No.19(予備)  10A使用可能
  エンジンが掛かっている時に12Vが供給されてきます。
  ※ACCでは供給されません、セルモータ回転時も供給します。

   
 様々な車両制御に使用されています。
    上位はエンジンルームのリレーBOX No.23(50A)です。

後付に必要な電源関係のほとんどの物がここから取ることができます。

(予備)とある物は、元々 ヒューズが刺さっていません




ヒューズ部への接続


ヒューズ電源取り出しKitは、ヒューズと差し替えることで、電源を取り出します。



ヒューズ抜き です。
なぜか、室内側のBOXには見あたらず...エンジンルームのリレーBOXから外してきました。



目的のヒューズにパチッとはめて



引っ張るだけ



抜けました。



あとは差し込むだけです。
取り出し部のコードが下側にくるように差し込んでください。
(下側が電源側になっています)




アースを取ろう


電源の次に肝心なのは アース(GND)です。
ボディアースが簡単ですので、ボディに接触するような箇所に接続すればOKです。

ボディアースの電気的なロスを気にする方は、BATT等の−から専用のアースラインを
引くのも良いでしょう。



ハンドルシャフトのカバー裏に、良いところが有ります。
(ブレーキペダルの裏側辺りになります)



このカバーははまってるだけですので。 手で引っ張れば簡単に取れます。



ここのボルトの所に、クワガタ端子等を使用して取り付ければOKです。

被服を剥いて直に巻き付けるようなことは 絶対にやめましょう

接触が悪く、用品の動作も不安定になり、ヒューズ切れの原因にも成ります。
なにより、外れたとき、思いもよらないトラブルを引き起こす可能性も有ります。

一部の心ない用品店で、いい加減な接続をされている例を見たことが有ります。
プロとして恥ずかしくないんでしょうか?


用品の取り付け例


レーダー探知機を例に、用品取り付けの実例を示します。



ほとんどの用品は、このような シガーライターソケットへ接続するための専用電源ケーブルが付属しています。
ソーラータイプですが、電源接続が推奨されていました。
(消費電力の関係で、一部動作制限が掛かる)

このままでは、せっかくヒューズBOXから引き出しても接続できませんので端子を付け替えて対応します。



シガーソケット用のプラグ内に、ヒューズが入り、電装品の本体へ接続するプラグに変換されます。

このソケット部のデカ物を切り取って、ギボシ端子とクワガタ端子に付け替えます。

(要注意)
ソケット部に抵抗や電源ユニットを内蔵している物も少なくありません。
そのような物の場合、単純に付け替えると、電装品が壊れます。
その点はよく注意してください。




こいつは 12Vが直接給電されるので、端子を付け替えるだけでOKですね。



プラグ部を切り落として...





被服を剥きます。



線自体が細身の場合、銅線部を折り曲げて 被服の所に重ねます。
かしめし易くするためです。



ギボシオス のスリーブを忘れずに通します。
(配線の+側をあらかじめ確認すること



ギボシオスを差し込んで



電工ペンチで  かしめ ます。
(電工ペンチがなければ無理です、手に入れてから作業してください)





スリーブをかぶせて 完了



アースには、クワガタ端子を同じように付けます。
(配線の−側をあらかじめ確認すること



これで準備完了です。



ACC電源を使用するため No12から取りだします。



取り出しKitのギボシへ接続



アースは先ほどの要領で接続します。



ここで、テスター等を使用して目的の電源(ACC-ON)がくるか確認しましょう。
このタイプのプラグは+にテスターが当てにくいので、導線を差し込んだりしています。



電源がOKなら、電装品を接続し、動作を確認します。



設置例


インパネ上部に配線を持ってきたいこと、たまに有ります。
うねうねと這うのはかっこわるいので、できるだけカバーの中に隠してしまいましょう。



ここまで、配線したいんです。



まずは、ドアの縁の ゴム部分(トリム)を引き出して行きます。
(はまっているだけなので、引っ張るだけ)



引っ張るだけで、抜けました。



Aピラーの内張を引っぺがします。
これも、引っ張るだけ。







簡単に取れてしまいました。



必要なコードを、この隙間に這わせ



ドアの横の隙間を通し



カバーを元の位置にはめ込みます。





パチ っと はめ込むだけ



ドア横のゴム(トリム)を戻して



これで完了です。

電装装着は、次の3点は注意してください。

1.接触不良  (指でねじってテープなどは、やめましょう)
2.ショート   (心配な部分は 絶縁テープで保護)
3.容量オーバ 
 (飛ぶからと行って、むやみ でかいヒューズへの差し替えは危険です)

電装いじりには。 電工ペンチ、テスター は必須です。

     
これらを無視すると、楽しいDIYが 火災の原因に成ることも....

楽しく、安全に DIYしましょう!

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